『SEKIRO』フロム過去最高難度!簡単に解説、評価 面白くない?使いまわしマップ?

SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE

 

最初に言う。

このゲームは難易度が高い

正直、ソウルシリーズとは比べられないほど別次元である。

なぜ、比べられないか?

それは、ゲームのジャンルが異なりすぎるからである。

 

今までのソウルシリーズは、「RPG」の側面が強くプレイヤーの技量を上げることも重要であるが、武器や防具をどう強化するか?ステータスをどう上げるかによってキャラクターが変化していくこともシリーズの特徴だった。

しかし、このSEKIROは「ステルスアクション」の側面が強い。隠密に行動して、「忍殺」という一撃必殺を叩きこむというゲーム性であるがゆえにキャラクターの成長というのは技が増えること、「新しい操作のアンロック」はあれども、キャラクターが大きく成長してボス戦を助けてくれることはほぼない。

最終的には、自分が敵の行動を覚えて倒していくしかない。

これに、興奮を覚える私は重度の「フロム信者」なんだと思うが、この重度のトライ&エラーがゲーム本来の持ち味であり、その良さを最高に引き出したゲームだとも思う。

 

近年流行っている放置ゲーム。時間置いておくと強くなれるゲームというのがソーシャルアプリにおいて多く存在する。「自動戦闘」「バックグラウンド戦闘」

自身で戦略を考えない、強さ=お金OR時間

という、強さの方程式の人にはとても苦しいゲームだと思う。

 

もちろんこの時間というのは、頭を使わない時間を指す。

しかし、このSEKIROは強さ=時間という方程式は崩れていないが圧倒的に「時間」の意味が違う。

自身に敵の行動パターンを叩きこむ、血と汗の時間だ。ただスマホをタップしたり、○ボタンを押すゲームとは違うということである。

加えて、ソウルシリーズではおなじみの「白霊システム」は存在しない。

正確にはオフラインゲームである。

困ったときに、床にサインを書いたってろう石が無ければただの落書きだ。

キャラもあまり育たない、オンラインに助けは求められない。死んだら、半分所持金を失い。挙句の果てに、死ねば死ぬほどプレイヤーに不利な状況になっていく。

操作難度も高いし、目押しで敵の攻撃を返すことも多い。

少し進めると、はじき返すことのできなかった突き攻撃を踏みつけるようになったりとするべき選択肢がどんどん増えていく。

どんどんと操作難度が上がっていく。

 

褒めてばかりなので、少し悪い面も書こうと思う。

基本的にはマップは似たり寄ったりである。

うん?見たなこれ

ということは後半何度か起きる。

ただ、今作ではあまり関係ない。ステルスアクションなら重要だろう!と思うだろうが、後半は正直、ほぼ格ゲーである。

雑魚敵は種類が少ないが、ボスはいろんな武器を持っていてその攻撃にどう対処するかを覚えるゲームだと思う。

 

はっきり言えば、NPCの行動を覚えるだけの時間浪費ゲーとも言える。

初見で意味わからん範囲攻撃を受けたストレスはすごい。

 

と、合わない人には合わないし

有意義かどうか?と聞かれると

とっても不毛で無駄な時間だと思う。

 

それは、ゲームすべてに言えるのだけどね。

総評すると、フロムの和風メタルギア

絶望的に難しい。

ボスが倒せないことも多い。

今は、私も休憩中だ。

何度やったって倒せない。

一度コントローラーを置いたものの、またコントローラーを握ってしまう。

それが、このゲームが良いゲームである証拠だと思う。

 

絶対にクリアできないゲームではコントローラーはもう一度握れない。

絶望的に負ける中に、少しの光明がさしている状態で負けるのだ。

あのモーションをジャンプするべきか?

1つ目の忍殺はステルスでとれないか?

自分の中に浮かんだ解を試すために、もう一度コントローラーを握る。

それが、このゲームの最大の魅力だ。

 

SEKIROは難しい、簡単にはクリアできない。

オンラインに助けを求めることもできない。

 

それでも、このゲームは本来のコンシューマーゲーム機が持つ魅力を持った素晴らしい作品だと思う。

 

私的にはSEKIROはフロム産和風メタルギアって感じだ。

 

以上、勝手に総評、硲翔太郎でした。

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