切り抜き師のジレンマ

切抜をする切り抜き師をしている私ですが

切抜師独特のジレンマを抱える、という話をしたいと思います。

 

切り抜きをしようと思っている方、今切り抜きをしている方、切り抜く人ってどんな人なんだろう、という方はぜひ最後まで。

 

1、切り抜き動画の主役は

 

誰かのチャンネル様の動画を切り抜きさせて頂く場合、許可を頂く、頂かないに関わらず、その配信されたコンテンツはチャンネル主様のものであり、主役はもちろんチャンネル主様ですよね。

 

ですが、なぜ切り抜き動画は切り抜き師によって面白さが違いますよね。

編集技術、チャンネルへの理解度、いろいろな要因があると思いますが。

私は、その人のユニークも反映されると思います。

その切り抜き師の切り抜きを楽しみにすることってありますよね。

元の動画の何倍も面白くなる動画。

私が思うにそういった、素晴らしい切り抜きは自我を出さずにユニークを出すことができれば成功するのではないか、と思うのです。

 

例えるならば、これ、この部分面白いでしょ!?

という再放送のような切り抜きは見ることはあれど切り抜き師を認知することはありません。

 

ですが、面白いと思った部分を自分のユニークをぶつけて

そこに、自分の編集技術のスゴさや自分を認知してほしいという感情を殺してこそ、雑念のない俗に言われる「愛」ある切り抜きになると思うのです。

 

主役はチャンネル主であり、切り抜き師最大の目的はあくまで「調理」

素材はそのままでおいしいんです。だから大成しているんです。

そこに、自我を入れるのは調理ではなく阻害、のようなイメージです。

 

2,頑張ったから誉めてなんて言えない

 

だって頑張ったのはチャンネル主

1ミリも面白くなんかないのが切り抜き師という人間です。

でも、だれかの面白いを乗算的に面白くできる能力を持っているから切り抜き師なんです。

だから、死ぬほど頑張った編集をあげたとして、そこの編集すげー!って言われる訳なんてなくて、そのチャンネル主の行動に対するコメントしか来ません。当たり前です。

そこで、我を出すと、先ほどの話のように主役を奪ってしまうそして伸びない。

 

この、二つがジレンマとなり、切り抜き作業はとてつもなく

自己肯定されるタイミングなんてありません。

 

なので、そこだけ知ってほしくてこの記事を書きました、というお話でした。