アニメやゲームに人生を捧げた私にとっては、未来予想図なんてものはアニメを主軸に行われるもの。
今回は、未来を予測するためには、過去から遡ろうではないか!という趣旨のもの
アニメのタイトルの変成を確認していこうではないか。
すべてを上げるともはやwikiなので、独断と偏見で分けて代表を上げていく。
特徴的なタイトルの付け方が増え始めた瞬間をピックアップしてみていこう。
※筆者のネットで拾い集めた情報と勝手な推測で語る記事だ。
- 1970代~ タイトルズドン型
- 1980年代~ 名称装飾型
- 亜種 □□の△△型
- 1990年代~要素抽出型
- 1990年代~ 心で誓う型
- 2000年代~記号型
- 2010年代~訴える型
- 2020年代~のタイトル予想
- 1、生活に染みついた省略記号型
- 2、空白型
- 3、もう捻らない。
1970代~ タイトルズドン型
1971年 ルパン三世
71年 天才バカボン
72年 マジンガーZ
72年 ど根性ガエル
73年 ドラえもん
75年 一休さん
80年 釣りキチ三平
このように、物語の主人公の名前を入れただけのタイトル。
単純明快なタイプがこの頃多い。見ている年齢層からだと推測できる。
黒執事、 咲-Saki- 、犬夜叉はこの類に分類されるように思う。
ただ、80年代からこのようなタイトルズドン型は少なくなる。
その代わりに。70年代にも存在するものの増えているように感じるのが
1980年代~ 名称装飾型
72年 科学忍者隊ガッチャマン
74年 宇宙戦艦ヤマト
79年 機動戦士ガンダム
82年 超時空要塞マクロス
83年 装甲騎兵ボトムズ
89年 機動警察パトレイバー
92年 クッキングパパ
先ほどまでに一言加えたようなタイトル。
「装飾」「メイン材料」というテンプレは現代にも繋がるわかりやすい形だと思う。
93年 美少女戦士セーラームーン
95年 新世紀エヴァンゲリオン
など、一言何が起きるのかを加えてあげることでより内容を一部把握できるようになっている。
「ガンダム」
だけでは、人なのか、動物なのか食品なのかわからないが
「機動戦士ガンダム」なら、機械が戦うイメージができるということであると思う。
現代でも、 戦姫絶唱シンフォギア、夢喰いメリー、魔法少女まどか☆マギカなど多くのアニメタイトルで見る。
亜種 □□の△△型
84年 ガラスの仮面
84年 大自然の魔獣バギ
あげたらきりがないが、つまりは、ジブリ型だと思う。
ハウルの動く城、紅の豚、崖の上のポニョ、千と千尋の神隠しなど
現代にも多く使われる、この形はこの頃から存在している。
とある魔術の禁書目録や、灼眼のシャナ、冴えない彼女の育てかた、 進撃の巨人、 涼宮ハルヒの憂鬱などが該当する。
1990年代~要素抽出型
84年 北斗の拳
92年 幽☆遊☆白書
94年 魔法陣グルグル
96年 ドラゴンボール
99年 ONE PIECE
そのアニメを語る中でコアとなる要素や概念を抜き出すタイプと分類する。
北斗の拳はアニメを見る前には意味は分からないが、見た後ならわかるようにアニメを見る中でタイトルが理解できるタイプ。
ポケットモンスターなんて、実際にこれ単体では何か本当にわからない。
1990年代~ 心で誓う型
93年 ああっ女神さまっ
99年 天使になるもんっ!
99年 いつも心に太陽を!
03年 まっすぐにいこう。
誰かに言っている訳じゃないんだけど、自分に言い聞かせるようなタイトルがこの頃から登場する。
裏切りは僕の名前を知っている、それでも町は廻っている、あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない、などはこの形である。
これは、後の訴える型の原型になっていると考える。
心で誓っていたことを口に出してしまったタイプ。
後に紹介するが
俺の妹がこんなに可愛い訳がない
中二病でも恋がしたい!などが該当する。
心では飽き足らず妹の可愛さを叫んでしまうような現代の男女兄弟の秩序が保たれている時代が昔にあったようだ。
2000年代~記号型
00年 ドキドキ♡伝説 魔法陣グルグル
01年 Cosmic Baton Girl コメットさん☆
01年 シスター♥プリンセス
02年 HAPPY★LESSON THE TV
08年 恋姫†無双
09年 まりあ†ほりっく
タイトルロゴに記号が入っているアニメは多かったものの、タイトル事態に記号が入ってくるのがこの頃だと思われる。
だが、古くて有名な幽☆遊☆白書は92年で☆を2つもつけている。
ひだまりスケッチ×☆☆☆、魔法少女まどか☆マギカ、ブラック★ロックシューター、斉木楠雄のΨ難はこの部類である。
2010年代~訴える型
10年 俺の妹がこんなに可愛いわけがない
11年 お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!
12年 パパのいうことを聞きなさい!
12年 だから僕は、Hができない。
13年 問題児たちが異世界から来るそうですよ?
14年 ご注文はうさぎですか?
一体誰に訴えているのか。
多くは、見ている視聴者への主人公の総括であることが多い。
ただ、この頃からタイトルを分かりやすくする気は一切なくなったといえる
それほどに、アニメは競争が激化し見てもらうための工夫がタイトルにまで及んでしまったということであると思う。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか、このすばなんかはこの形だと思う。
2020年代~のタイトル予想
ここまで、中身には一切触れずアニメタイトルだけに絞った考察やまとめを行ったが
皆さんは趣旨をお忘れだと思う。
このページの目的は「未来のアニメタイトルの予想」である。
改めて、変成を確認した結果思いついたものをいくつか挙げる。
1、生活に染みついた省略記号型
つまり、Re:ゼロから始める異世界生活
の「Re:」の部分である。
メールの返信のようなタイトル見方をすればある程度出てきそうな記号はわかる。
私が予想するのは「♯」や「@」などTwitterで多く用いられる記号。
例えば
「♯世界は戦士が支配した」とか「♯目が覚めると妹が別人だった」とか普通に出てきそうで怖い。
@は「ささみさん@がんばらない」が存在するので、いいだろう。
2、空白型
タイトルなし、空白、スペース?
「 」
ということである。これは、意外と無くていつか出てくるはず
派生すれば
「隣 の 席」とか「存在 ない」とかいうタイトルも作成可能。
3、もう捻らない。
タイトルは頭打ちで、内容で勝負しなければいけない時代が来たのかもしれない。
最後に
時代は変わって、最近はもっぱら異世界だったのが終わりつつある。
妹系も現代でも息をしているが連続で出続けることはなくなり、日常系アニメも同様に減ったので、この調子でいけば異世界系も徐々に減っていく。
次は、どんなアニメが流行るのか。
そして、面白い作品は現れるのか。
最近のアニメが面白くないかどうかについては、過去に書いた記事があるのでぜひ読んでほしい。
以上、硲でした。